最近SNSやメジャーリーグ中継で「ガス缶クルー」という言葉を見かけて、「どういう意味なんだろう?」と気になった人も多いのではないでしょうか。
ドジャースの中継陣、ガス缶クルーすぎるやろ
— やし (@nanisshitennen) October 1, 2025

ガス缶クルーってどういう意味????
一見すると日本で生まれた流行語のようですが、
この記事では、
『ガス缶クルー』という言葉の意味と由来を、野球初心者でもわかるように世界一わかりやすく解説していきます。



意味を正しく理解したい方はぜひ最後までご覧くださいね!
ガス缶クルーとは?
ガス缶クルーの「ガス缶」は、アメリカ野球のスラングである“gas can” から来ています。
→ アメリカ野球界のスラングで「炎上投手」を意味します。
本来“gas can” はアメリカで「ガソリン缶」のことですが、「火に油を注ぐ」ように登板するたび失点を重ねて試合を壊す投手に対して、「炎上投手」という皮肉を込めて、“gas can” と揶揄したのが始まりです。
続いてガス缶クルーの「クルー」の部分を見ていきましょう。
→ 「仲間・集団」という意味。
つまり「炎上投手の集団」というニュアンスになります。
つまり、まとめると、
「gas can」=「ガソリン缶」=「火に油を注ぐ」=「炎上投手」そしてそのクルー(集団)、
ガス缶クルー=「火に油を注ぐだけのブルペン投手陣」
という意味になります。
「ガス缶クルー軍団」とは?
ガス缶クルー軍団とはどういう意味でしょうか?
結論から言うと、
を指しています。
ブルペン陣を指して、「火に油を注ぐだけの集団」「試合を壊す投手陣」 と皮肉った呼び方。
つまり 「打たれる投手ばかりの集団」 という意味になります。
「ガス缶クルー」と呼ばれるのは、あくまでリリーフ陣の総称であり、個人選手に対しては、ただの“gas can”となります。
- アメリカの野球用語で 「火消し投手=抑え投手(fireman)」というスラングがありますが、それの逆、つまり火事をさらに大きくする投手 を揶揄して “gas can”と呼びます。
- つまり 「炎にガソリンをかけてしまう=登板すると余計に失点を広げる投手」 という意味です。
- 特にリリーフやブルペン投手が打たれ続ける時に用いられる、完全に蔑称する言葉です。



ガス缶クルー軍団というのは、クルーがすでに軍団という意味なので、「ガス缶軍団軍団」という意味合いになり、厳密に見ると、ちょっとおかしな日本語ですね、、まああまり気にすることもないですが
ドジャース実況におけるガス缶クルーの文脈
ドジャースはMLB屈指の強力打線を誇る一方で、シーズンによっては「ブルペンが弱点」と言われる時期がありました。



今もそうじゃ・・
特に大事な試合で中継ぎ投手が相次いで打たれ、リードを守れず逆転を許す展開が目立ったため、ファンや解説者が 「ドジャースのブルペン=ガス缶クルー」 と揶揄したのです。
実際の英語実況やSNSでは、
- “Here comes the gas can crew again…”
(またガス缶クルーの登場だ…) - “Dodgers bullpen? More like the gas can crew tonight.”
(ドジャースのブルペン? 今夜はまるでガス缶クルーだな)
といったニュアンスのフレーズで揶揄されることがあります。
※実際の投稿や実況で使われる表現は試合やファンによって異なりますが、意味合いとしてはこのように使われています。
息を吐くようにノーアウト満塁になるガス缶クルーことドジャース中継ぎ陣笑
— mpf (@mmsubcal) October 2, 2025
このように、ファンや実況が「ドジャースのブルペン=ガス缶クルー」と揶揄する場面は少なくなく、ドジャースのブルペン陣は弱点として広く知られる要因にもなったのです。
ガス缶!と名指しされることも
本来「ガス缶クルー」はブルペン全体を指す蔑称(べっしょう)ですが、ファン同士の議論では「誰が一番のガス缶か」と個人がやり玉に挙げられることもあります。
実際にドジャースでは ブレイク・トライネン や スコット(タナー・スコット) といったリリーフ投手が、“gas can” と呼ばれるケースもSNSで見受けられました。
ただし、これはファン目線の揶揄であり、公式評価ではありません。
スコット、トライネン辺りに信頼置くのはもう無理でしょ
— エフ (@maziotik) September 24, 2025
ポストシーズンにこの人たち帯同させない、今季はここで終わりくらいにさせた方が良い
何故こんな酷い投手使い続けるのか…
もうこれで佐々木朗希、完全にクローザー固定だね。
— 腹黒い三連星 (@Harakuro_3rd) October 5, 2025
スコットやトライネンと比べたら、ホント安心して見れた。#ドジャース



自分が「ガス缶」と呼称されたら、辛いですね・・
ブルペン・リリーフ・クローザーとの関係
ここで、ガス缶クルーの理解を深めるために関連する用語も整理しておきましょう。
- ブルペン:リリーフ投手が準備する場所、または控え投手陣そのもの。
- リリーフ:先発投手の後に投げる投手全般の総称。
- クローザー:その中でも試合を締める役割を持つ「抑え投手」。



ガス缶クルーは、この「ブルペン」や「リリーフ投手陣」が期待を裏切って炎上してしまう時に、揶揄として呼ばれるわけです。
まとめ
「ガス缶クルー」とは、
- リリーフ陣が次々に炎上して試合を壊す様子を指す皮肉表現
- 英語スラング “gas can”(炎上投手)が由来
- 個人ではなくブルペン全体を揶揄する言葉
- ただし、ファンの間では特定の投手が例として挙げられることもある
ということが分かりましたね!
つまり、「火消し役」ではなく「火を大きくする投手たちの集団」という皮肉表現です。



これを知っておけば、メジャー中継やSNSでこの言葉が出てきてもスッと理解できるはずです。
野球を観るのがもっと楽しくなりますね!
最後まで記事をお読み頂き、ありがとうございました!